March 10, 2010
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このコマーシャルの本当の意義がわかったのは翌日、出社していつものように業界ニューズを集め始めてからだ。そしたら、TVの視聴率記録を打ち立てた今回の「スーパー・ボウル」よりも印象としては大きな扱いで、このレターマン-ウィンフリー-レノのコマーシャルの話が大きく採り上げられており、いったいどうやってこのコマーシャルが実現したかという話が、どの業界ニューズでも大きく記事になっている。なんてこった! あれ、本物のレターマンとウィンフリーとレノだったのか! よりにもよってレターマンとレノが同じ屋根の下で、しかも「レイト・ショウ」の番宣コマーシャルを撮っただなんて! 本当にそんなことがあり得るのか!? いったい今回のごたごたでレターマンがどのくらいレノをコケにしたか、彼らは本当にわかっているのか。


実はこのコマーシャル、CBS内部でもほとんど極秘で話が進められ、事前に知っていた人間は本当に一部の関係者以外、ほとんどいなかったそうだ。最初にアイディアを出したのはレターマンで、ウィンフリーとレノに打診、両者とも面白いじゃないかと快諾したそうである。ウィンフリーもレノもお忍びで人目を避けてNY入りし、撮影はレターマンの「レイト・ショウ」が終わった直後のブロードウェイのエド・サリヴァン・シアターの片隅に、急遽セットを組んで行われた。レノの場合はLAから社機でNY入りし、変装して劇場入りしたそうだ。その日の「ジェイ・レノ」の収録はキャンセルされた。


撮影はさくさくと1時間程度で無事終わり、レターマンとレノは「プロフェッショナルらしく」仕事を進め、二言三言挨拶を交わし、握手をして別れたそうだ。レノはそのことを月曜の「ジェイ・レノ」で、旧友とまた以前のように親交を深めるのはいいものだとさりげなく話していた。とはいえレターマンとレノがレノの言うように、昔のことを水に流してまた一緒に仕事をする関係に戻ったとは到底思えない。彼らの間の溝はこんなに簡単に埋まるものではないだろう。しかし、それでも、それが面白いことなら自分たちの個人的な感情を抜きにして、お互いに仕事のことを第一に考え行動するという点は、まったく大人だと思う。あるいはレノには、悪者のイメージを緩和するという目的もあったかもしれない。

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Tonight Jay Leno 2