November 11, 2008
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元請けのプロジェクトマネジャーは、顧客との会議では積極的に話して仕事ぶりをアピールしていたが、それっきり。何の指示もない。仕方なく、孫請け会社のマネジャーに相談したり、顧客に直接指示を仰ぎに行ったが、元請けのプロジェクトマネジャーはそれに文句すら言ってこなかった」

 こうした実態を反映して、最近は「プロジェクトマネジメント専門会社」が相次いで設立されている。外注管理やスケジュール管理など、本来は元請けが担うべき役割を彼らが代行する。

 2003年設立のクロスリンク・コンサルティングは、そのプロマネ専門会社の草分けの1つだ。社員21人の規模ながら、システム業界最大手のNTTデータをはじめ、大手企業から続々と仕事を受注している。プロジェクトが頓挫しそうになり、大手の元請けが「助け」を求めて駆け込んでくるのだ。

 同社の拜原正人社長は、丸投げ開発が増えている理由として、テレビ局と同じように成果主義の人事評価が広がっていることを指摘する。

 「仕事の質より、安いコストで外部スタッフの頭数を揃えられる人が評価される。だから、外注に依存するという悪癖がなくならない」。中国やインド、ベトナムなどにプログラム作成を委託する「オフショア開発」が増えているのも、同じ流れという。相次ぐシステム開発の失敗や延期は、システム会社の抜け殻化が原因の1つと考えられる。

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社員が壊れる【1】“抜け殻”正社員、派遣・請負依存経営のツケ:NBonline(日経ビジネス オンライン)